誠文堂新光社発行の月刊天文ガイド2014年11月号の Astro Spots のコーナーで、京都千年天文学街道が紹介されました。「京大花山天文台ハイキングコース」や「京大花山天文台らくらくコース」で見学できる京都大学花山天文台が紹介されています。
主催: 認定NPO法人花山星空ネットワーク
共催: 京都大学大学院理学研究科附属天文台
後援: 京都府教育委員会 、京都大学総合博物館、京都市教育委員会
協力: 京都情報大学院大学、恒星社厚生閣
9月24日京大特別コースを終了しました。ご参加いただきましたみなさま、大変ありがとうございました。今回は、京都大学総合博物館特別展「明月記と最新宇宙像」での明月記(国宝)原本展示期間に合わせた特別コースでした。内容は、柴田京大天文台長による、1.特別展ご案内、2.京大キャンパス内の京大天文学関連史跡ご案内、3.最新天文学講演「太陽の脅威とスーパーフレア」の3本立ての、柴田台長尽くしの特別なコースでした。ご参加者からいただきましたアンケートを拝見しましたところ、みなさま大変楽しんでいただけたようです。また、今回は、柴田先生の突然のご提案で特別に、アインシュタインが京大で講演した際に使用した教室を見学しました。プロジェクタなどの機器は設置されてはいましたが、階段型で当時の様子を想像できるような大変趣のある教室でした。「ノーベル賞の館」の中にある教室ですが、今も京大の学生向け講義で使用しているそうです。その写真がこちらです。
7月25日のアストロトークは、前半は京都大学准教授の野上大作先生に「太陽フレアと宇宙生命」というタイトルでご講演頂きました。太陽フレアは、停電などインフラへ影響するだけでなく、患者の容態が悪くなるなど、人間にも悪影響を及ぼすこと、また、地磁気の乱れにより自殺者が増えることなど、多岐にわたる話題をお話頂きました。さらに、太陽と似た恒星の観測から、将来的にこれまで人類が経験したことのない規模のスーパーフレアがで太陽で起きる可能性があるとのお話がで、オゾン層の破壊などの影響が考えられるとのお話でした。後半の4次元宇宙シアターは、京都大学附属天文台の青木が担当し、今回は月のお話を多めにしました。
ご参加頂きました皆様、大変ありがとうございました。
次回のアストロ トークは、10月25日(土)に開催します。前半の講演は、京都大学名誉教授の小山勝二先生に、「超新星の科学」というタイトルでご講演頂きます。後半の4 次元宇宙シアターは、土星にスポットをあてて、青木が土星のお話を多めに致します。ぜひお申し込み下さい。
お申し込みはこちらから。
7月12日に京都市下京図書館にて、七夕についてのお話を京都千年天文学街道のガイドの梅本さんとともにしてきました。これは、「おたのしみ会」として下 京図書館さんが月に1回設定している行事の一環で、京都千年天文学街道に依頼があったものです。いつもと異なり、大人の方の割合が多かったそうです(子ど も13人、大人21人の、計34人)。梅本さんによる七夕伝説の紙芝居の熱演や、今年の七夕は本当は8月2日であることなどのお話を、興味深く聞いて下 さっている様子でした。全国同時七夕講演会としても登録しております。http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/tanabata/2014/list.pl?lid=7733180216_10LPOOzMiPxNk_64IqKDUXdvOQ&mode=detail&pid=P26
5月24日のアストロトークは、前半で京都大学の北井礼三郎先生に、「宇宙の中の地球」というタイトルでご講演頂きました。地球へやってくる隕石や流星塵や太陽から地球が受ける影響などのお話や、太陽フレアの影響でGPSの精度が悪くなりスマートフォンやカーナビに大きな誤差が出るお話など、衝撃的なお話もありました。後半の4次元宇宙シアターは、京都大学附属天文台の青木が担当しまして、前半の講演との関連で太陽のお話をおおめにしました。「太陽フレアの仕組み」という3D動画をアストロトークで初めてお披露目しましたが、アンケートを拝見しますとわかりやすかったようです。その一場面が下の方にある画像で、太陽フレアの3次元構造をイメージしやすいかと思います。なお、本動画は、京都大学宇宙物理学教室大学院生の中村尚樹氏と京都大学学術メディア-センターが中心となって作成されました。
ご参加頂きました皆様、大変ありがとうございました。
次回のアストロトークは、7月25日(金)に開催します。前半の講演は、京都大学の野上大作先生に、「太陽フレアと宇宙生命」というタイトルでご講演頂きます。後半の4次元宇宙シアターは、月にスポットをあてて、青木が月のお話をおおめに致します。ぜひお申し込み下さい。なお、7月25日の午前中に真如堂の宝物虫払会を見学する「真如堂4Dコース」も設定しております。安倍晴明蘇生之図などの宝物をご覧頂けます。本コースは1年に1回のみの設定ですので、この機会にぜひお申し込み下さい。
4月27日、明月記コースが催行されました。テーマは
1.平安時代の陰陽師 安倍晴明の正体とは
2.百人一首を編纂した藤原定家の残した『明月記』に記載された超新星の記録 の2つです。
行程は安倍晴明を祀る晴明神社から、途中「一条戻橋」、「小野小町草紙洗の石碑」、「札の辻」など京都の歴史・伝説を紹介しながら、一条通りを東に京都御苑まで歩くコースです。
ちょっと汗が出る位暖かい日差しを浴びての散策でした。京都御苑の北にある藤原定家の子孫である冷泉家の屋根の上にのっている”玄武”を見て、御苑の中では「猿が辻」、「明治天皇誕生の地」を見学後、最後は京都御苑の休憩所に入りました。まずはジュースやアイスクリームで体を冷やして、ここで天文博士の作花先生から「超新星」の話を、タップリして頂き、予定通り16時に解散となりました。 参加者の皆様、お疲れ様でした。
京都千年天文学街道のイベントではありませんが、アストロトークでも上映している4次元宇宙シアターを京都府亀岡市の「ガレリアかめおか」で6月7日(土)に、青木がライブ上映します。近隣にお住まいの方は、是非お申し込みの上、ご参加下さい。詳しくは、このウェブサイトをご覧下さい。
4月13日は花山天文台コースのガイドでした。
御陵駅から天智天皇陵と元慶寺を経由して天文台までの山登りでした。このコースのガイドは約2年ぶりでした。途中の道を忘れていないか心配でしたが、無事に到着。山登りと言っても標高わずか221m。気楽なハイキングです。
桜もまだまだ残っていて、新緑もあざやかで気持ちの良い山歩きです。天文台周辺は我々だけの貸切状態。登るときにはちょっと汗をかいて上着を脱いだのですが、望遠鏡を見ているうちにひんやりしてきて、途中でまた羽織りました。下界と比べるとちょっと肌寒い。
太陽は残念ながら顔を出しませんでしたが、山歩きと年代物の望遠鏡やとても珍しい望遠鏡を参加してくださった方々は満喫してくださりました。その証拠に12人参加してくださった中で8人は帰りも歩いて山を下りられました。無事にたどりついてくれたかちょっと心配。(ちなみに、私はタクシーで下りました。)
皆さんも一緒に天文台までハイキングしませんか!