びっくりの大発見です。手塚治虫氏の大作「マグマ大使」に花山天文台が登場するのです。あのテレビドラマにもなった漫画です。
少し具体的にピックアップします。第17章「ブラック・ガロン現る」の最初の方に「花山天文台発表!!今朝4時頃白鳥座のデネブ星方向より東の空いったいにかなり大がかりな流星群が現れ三十分ほど続きました!!」 こんな風に突然出てくるのです。本当にびっくりしました。
「マグマ大使」は昭和41年~42年に少年画報に掲載されたので、このころは花山天文台も有名だったのか、あるいは手塚治虫さんが花山と特別つながりがあったのかは分りませんが、三鷹天文台でなく、花山天文台というのが、なんとも嬉しいです。
それとここで出て来る流星群の正体はなんだと思いますか。実はタイトルにもなっているガロンが小物体に分かれて、地球に送られて来たのです。ガロンと言えば、あの鉄腕アトムの好敵手。手塚作品に何度か出て来る、恐らく宇宙一強いロボット?です。 それを花山天文台が観測したのです!やったー!
わたしは漫画が好きで、図書館で借りてきて古い作品を読んでいますが、それにしても手塚治虫はスゴイと改めて感心させられてます。例えばこのマグマ大使に出て来る「人間もどき」の発想は後のアメリカドラマの「インベーダー」の発想そのもの。これだけでなく多くの作品で独創的な発想でかつ全く違う想定の作品が次々と発表されていて、すごいの一言。
今回はそんな中から花山天文台が出てきて、嬉しくて思わず書き込んでしまいました。皆さんも一度読んでみたらどうでしょうか。おもしろいですよ。