今年も除夜の鐘を衝きに行って来ました。今回は真如堂。毎年千年街道の関係のお寺に行っているのと、昨年は隣の金戒光明寺に行った縁で決めました。
11時頃に近くの駐車場に到着。周りには結構停めるところがあります。そのまま真如堂の釣鐘に向かいます。
11時10分頃に鐘に到着。もう二・三十人が並んでいます。でもなぜか外人が多いのです。去年の金戒光明寺ではほとんど見かけなかったので、不思議な感じがしました。
真如堂は紅葉の綺麗なことで有名です。去年の秋にも大文字山に登ったときに、上からみると、真如堂だけがぽっかり赤く染まっていました。山を降りて、そのまま真如堂で紅葉見物しました。
11時半になると、僧侶が3人、鐘の台座に登り、準備を始めます。
11時40分ごろになると、続々僧侶が集まってきて、焚き木に火を入れ、煙が上がります。
全員が集まり、読経が始まります。分ったのは「色即是空」位でしたが、読経は意外と短く、1分強位。すぐに僧侶の鐘撞きが始まります。
実はこの梵鐘には謂れがあり、鐘の中ほどに抉り取った小さな穴が空いています。この穴は戦争で金属類を拠出したときに、梵鐘の材料を調べるために調査した跡なのです。それが残っているのです。千年街道のツアーではこれを見に行ってました。
さて、僧侶の鐘撞きが終わり、いよいよ一般の人の鐘撞きが始まります。順番に鐘の下に行き、4~6人がそれぞれ綱を握り、一緒に鐘を衝きます。僧侶の方が太い綱を持ち、「1、2の3」と声をかけて一気に衝きます。「ごーーーーん」と響きます。
いよいよ我々の順番です。5人一緒に衝きます。「ごーーーーん」響きました。12時少し前です。
階段を降りてくると長い列が出来ていました。薬湯のサービスがあり、ご馳走になります。でもはっきり言ってまずい。薬だから仕方ないか。年が明けて薬湯を飲み干して、無情息災を祈願しました。
駐車場に戻り、料金を精算すると100円でした。今年は良い年になりそうな気がしました。