京都千年天文街道

天文と歴史のツアー開催中

 主催: 認定NPO法人花山星空ネットワーク
 共催: 京都大学大学院理学研究科附属天文台
 後援: 京都府教育委員会 、京都大学総合博物館、京都市教育委員会
 協力: 京都情報大学院大学、恒星社厚生閣

平等院除夜の鐘

平等院除夜の鐘

 今年も除夜の鐘を衝きたいと思いましたが、コロナの影響でお寺探しが大変。昨年衝いた黄檗の万福寺始め今までに行ったことのある相国寺、金戒光明寺、真如堂などが軒並み中止。そこで探し当てたのが宇治の平等院でした。

 昨年はツアーも散々な目にあいました。春は全面中止。秋も結局2回だけの実施になりました。果たして今年はどうなることやら。ツアーの成功とせめて健康だけは維持したいと除夜の鐘でコロナ退散を祈願しに夜中に平等院にやってきました。

 近くの駐車場はどこもがらがら。私が停めた駐車場は20台位停められましたが、1台しか停まっていませんでした。料金は夜は90分100円。そこから拝観の案内に沿って歩き正門に到着しましたが、3人しかいません。随分空いているな思ったのですが、調べてみると、南門から入るとのこと。早速移動。列に到着し最後尾に並んだのが、11:40頃でした。

 列は順調に進み、途中で年越し。前日まで大雪の予報もあり、寒さを心配していましたが、風もなく、寒さもそれほどでもなく、空はかなり晴れて、オリオン座がきれいに見えていました。そのまま南門をくぐると、鐘まではもう少し。前の人達の鐘の音が聞こえてきますが、あまり大きな音がしません。気合いが入っていない感じです。

 6人づつで区切って鐘を衝かせます。いよいよ我々の順番です。消毒スプレーを使うようにいわれ、櫓をくぐって鐘の前にいきます。頭をうちそうになるくらい狭いところをくぐります。鐘の前に進み出て撞木から出ている縄をそれぞれが持ちます。すると僧侶から「鐘がずれますので、あまり大きく衝かないで下さい」との指示。これで音が小さかった理由が分りました。

 普通なら1~2回反動をつけてから叩くが、一回で一気に引いて思い切り衝く!「ゴーン」良い音がした。満足。時計をみると、12時20分。わずか40分位の待ち時間だった。

 順路に従い帰り道を進むと、配りものがある。干支の牛の絵馬である。去年の黄檗の万福寺でも絵馬をもらった。宇治はこれがはやりかな。帰りも南口から出るが、このときには列はもう3分の1になっていた。これならすぐに順番が回ってくる。そうそう、トイレは寺の中にはないそうです。南口を出た近くにある公園のトイレが一番近いそうなので、ここで用を足して駐車場に向かう。途中警備員さんに聞くと、やはり今年は人が少ないそうです。

 今年も健康で過ごせるといいな。皆さんも良い年になるといいですね。

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