今秋から登場しました「信長と天変」コースの最初のツアーが11月10日に催行されました。 集合場所の叡山電鉄出町柳駅を出て、賀茂川を西に進みます。
出町橋西詰めには、若狭から京都に鯖を運んだ鯖街道の石碑が建っています。 出町の商店街を抜けて、ちょっと西に行った所に「幸神社(さいのかみのやしろ)」という、古い神社があります。ここには、御所の北東の方角である鬼門を守るある動物が置かれてます。必見です。豊臣秀吉がお寺を集めた寺町通りを北に。本満寺では戦国時代の武将”山中鹿ノ助”の墓に参りました。
更に北に歩いて阿弥陀寺に到着。本能寺の変で明智光秀に討たれた織田信長・信忠父子の墓の前で、作花先生から本能寺の変の黒幕は誰か?という話がありました。 西に歩いて相国寺境内に入り、千利休の孫で三千家の祖である千宗旦に化けた狐を祀る宗旦稲荷を見学。 相国寺は室町幕府第3代将軍「足利義満」が創建した臨済宗の大寺院です。ここで、作花先生より、創建時には高さ100mを越す七重の塔の話がありました。 相国寺の墓地には、時代の異なる三人の有名な方の墓が、一緒に並んであります。鎌倉時代の歌人の藤原定家、室町幕府第八代将軍の足利義政、そして江戸時代の画家の伊藤若冲の三人です。 藤原定家は『明月記』と言う日記の中に、超新星という天文現象の記録を残しました。超新星に関しては「明月記」コースで詳しく取り上げてます。 この後は京都御苑の休憩所で、本能寺の変のあった”天正十年の天変”という天文の話が先生からありました。 このコースは観光客も殆どいない静かなコースです。雨の中でしたが、 無事終了いたしました。 参加者の皆様、有難うございました。