京都千年天文街道

天文と歴史のツアー開催中

 主催: 認定NPO法人花山星空ネットワーク
 共催: 京都大学大学院理学研究科附属天文台
 後援: 京都府教育委員会 、京都大学総合博物館、京都市教育委員会
 協力: 京都情報大学院大学、恒星社厚生閣

ブログ

京大花山天文台の桜が咲き始めました

京都も、ここのところ段々と暖かくなってきまして、東山のインクラインなどで桜がきれいに咲いています。

ここ、京都大学の花山天文台でも桜が咲き始めました。こちらは、本日4月1日に撮影した別館横の桜の写真です。

京大花山天文台の別館横の桜

京大花山天文台別館横の桜

新年最初のイベント

1月25日(土)に京都大学総合博物館にて、アストロトークを開催しました。おかげさまで多くの方々にご参加頂きましてありがとうございます。今回の講演は、京都情報大学院大学の作花先生による「超新星爆発の目撃者たち」と、こども達に星を観せる会 代表の茶木惠子先生による4次元宇宙シアター「銀河間を飛んで宇宙遊泳を楽しもう!」でした。特に、茶木先生による4次元宇宙シアターは、星空解説などもあり、いつもと違う雰囲気で上映して頂きました。アンケート結果からは、大半の方々にご満足頂けたようで、新年早々、嬉しい限りです。なお、次回のアストロトークは、3月15日(土)に予定しております。

相国寺鐘楼の除夜の鐘

昨夜の大晦日は相国寺で除夜の鐘を衝いてきました。煩悩を払って、また一年頑張れるようにと祈って、思い切り衝いてきました。相国寺の鐘は洪音楼と呼ばれ、楼閣で覆われ、楼上に梵鐘を吊るした珍しいものです。一度中に入ってみたかったのですが、ひょんなことから叶いました。 除夜の鐘を衝くというのも、初めての体験でした。京都は他では味わえない経験がたくさんできることを感謝しています。特にツアーガイドをさせてもらってからは、そんなことが増えました。 皆さんも「信長と天変コース」に参加くだされば、洪音楼にも行きますのでご一緒しましょう。ただし前を通るだけで、登ることはできませんよ。

11月30日(土)催行の「花山天文台」コースの報告です

こんにちはガイドの梅本です(^^)

寒いですね~みなさんお元気ですか?
もう1か月前になっちゃいますが、
秋の花山天文台コースをご紹介しますね。

11月30日土曜日に、11名のお客様と共に花山天文台コースを行いました。
晴天に恵まれて、とっても楽しいハイキングでした(^v^)V

元慶寺で秋の紅葉に浸り、昔の天変現象をガイド梅本が紹介しました。
一生懸命お話をしたので、元慶寺の写真は撮りそびれちゃいました(--)
お寺の後は、山科の街並みをすり抜けて、
みんなでワイワイお話をしながら、
天文台向かってハイキングをしました。
今回はなんと東京からの親子連れさんや
埼玉から園長先生などなど遠方からも参加してくださいました。
老若男女さまざまでしたが、
皆さんとても健脚で、ぴったり予定時刻に天文台へ到着できました。

天文台の太陽館ではスペクトルも綺麗にばっちり(v^∇^)v見えましたよ。
天気ってその時の運ですよね。天文台での観望は天気予報が“晴れ予報”でも
太陽に雲がかかってたら、スペクトルの良い物は見れませんものね。
今回は皆さんの日頃の行いがよかったのかな!!
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↑サンサンと輝く太陽の光を
シーロスタット望遠鏡に集めて↓
シーロスタットと八木さん
八木さんの初心者でもわかりやすい説明を聞いて
↓皆で望遠鏡の中を覗き込みました(^^)
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すると・・・スペクトルが見れる観測室では、
↓このようなきれいな色の分光を見ることができました。
IMG_5096s      IMG_5102s

                           野上先生のスペクトル分析とは!講座。
                           とってもわかりやすかったです。
                           i-padの動画を見ながら小学生のぼくもフムフムと聞いて下さりました(^^)

続いて
↓望遠鏡は100年の代物ザートリウス屈折望遠鏡
IMG_5108s     IMG_5110s
                      歴史を感じる望遠鏡にもこんな間近で見ることができます。

↓次に行ったのが、本館。
ちょっと散りかけてましたが、本館前の紅葉。
秋の天文台を感じました。
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その本館の中には・・・
45cm屈折望遠鏡。大きな望遠鏡が見れます。
でもこの望遠鏡、実は電気を使わないんです。
みなさん「へーーー」ってね。
↓野上先生の面白くて、楽しい説明が聞けました(^^)
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こんな感じで、楽しいツアーを行ってます。
今年のツアーは終了しましたが、
来年春先には再びツアーを再開しますので、
是非来てくださいね。

12月1日の神楽岡紹介

本日神楽岡コースをガイドしてきました。12月の初日。 何よりも天気が良くて、暖かったのが、一番の収穫。おかげさまでのんびり散策ができました。今年の真如堂の紅葉は今一歩でした。綺麗な赤や黄色の木もありましたが、全体としてはの調和が弱かったです。去年の方がすばらしかった! 吉田神社の大元宮は毎月1日だけ開帳していて、自由に入れます。今日の開催はそれを狙った日でした。これもちゃんと考えてあるんです。神楽岡は大体はアストロトークと一緒に開催しているのですが、たまにそんなのを狙って単独開催しています。 私はこれで今年のガイドは終了。ちょっとお休みして、暖かくなったらまた復活です。それまでに勉強して、さらに楽しんでもらえるように頑張ります。

京大花山天文台のもみじがきれいです。

本日(11月26日)に撮影した花山天文台本館横のもみじの写真です。11月30日の「花山天文台コース」でもきれいに見られそうです。ご参加予定の方は、元慶寺や天文台見学だけでなく、もみじの紅葉もお楽しみ頂けると思います。なお、お申し込みされていない方で11月30日の「花山天文台コース」へご参加されたい方は、是非こちらからお申し込み下さい。お申し込み期限は明日(11月27日)中となっておりますので、ご注意下さい。花山天文台本館11月26日

絶景かな!

絶景かな!絶景かな!とは石川五右衛門の南禅寺の山門から桜を眺めての言葉ですが、今日は金戒光明寺の山門に登ってきました。2年間の修理が終わって秋の特別公開の時期に合わせて企画されています。境内にある三重の塔からの眺めもいいのですが、木々のさえぎりがないために、山門からの眺めもまた抜群です。京都市内が一望できます。紫雲庭園と合わせて1200円はちと高いですが。ツアーでは山門に登ることはなく、開いていても前を通るだけですから、そんなときは、ちょっと申しわけなく思いながら、案内しています。そうそう、名物の鎧かけの松が枯れてしまって、第3代への移管中で何もないのもあまり見ることができない光景でした。 私は、ガイドで皆さんをお連れする場所も機会があれば、特別拝観などの機会に見学者として訪れることがあります。明月記で行く冷泉家なども年に2回くらいしか中に入るチャンスはありません。そんな中で、京都御所は今はホームページからも申し込むことができるようになったので、今度見学に行ってきます。皆さんも試してみてはいかがですか

11月10日催行の「信長と天変」コースの報告です。

今秋から登場しました「信長と天変」コースの最初のツアーが11月10日に催行されました。 集合場所の叡山電鉄出町柳駅を出て、賀茂川を西に進みます。 a賀茂川

出町橋西詰めには、若狭から京都に鯖を運んだ鯖街道の石碑が建っています。b鯖街道の碑 出町の商店街を抜けて、ちょっと西に行った所に「幸神社(さいのかみのやしろ)」という、古い神社があります。ここには、御所の北東の方角である鬼門を守るある動物が置かれてます。必見です。 d幸神社

 豊臣秀吉がお寺を集めた寺町通りを北に。本満寺では戦国時代の武将”山中鹿ノ助”の墓に参りました。

更に北に歩いて阿弥陀寺に到着。本能寺の変で明智光秀に討たれた織田信長・信忠父子の墓の前で、作花先生から本能寺の変の黒幕は誰か?という話がありました。 h信長の墓前にて2 西に歩いて相国寺境内に入り、千利休の孫で三千家の祖である千宗旦に化けた狐を祀る宗旦稲荷を見学。 宗旦稲荷 相国寺は室町幕府第3代将軍「足利義満」が創建した臨済宗の大寺院です。ここで、作花先生より、創建時には高さ100mを越す七重の塔の話がありました。 相国寺 相国寺の墓地には、時代の異なる三人の有名な方の墓が、一緒に並んであります。鎌倉時代の歌人の藤原定家、室町幕府第八代将軍の足利義政、そして江戸時代の画家の伊藤若冲の三人です。 藤原定家は『明月記』と言う日記の中に、超新星という天文現象の記録を残しました。超新星に関しては「明月記」コースで詳しく取り上げてます。 相国寺墓地2 この後は京都御苑の休憩所で、本能寺の変のあった”天正十年の天変”という天文の話が先生からありました。 このコースは観光客も殆どいない静かなコースです。雨の中でしたが、 無事終了いたしました。 参加者の皆様、有難うございました。    

11月2日催行の「明月記」コースの報告です

心地よい秋風の中、明月記コースが催行されました。 集合場所の晴明神社は観光客が沢山参られてました。 一条戻り橋で安倍晴明の実像を詳しく現代の天文博士に語って頂き、 その後、一条通りを京都御苑に向って散策開始。今特別公開中の冷泉家には入らずに、 外から御所の北を守る”阿吽の玄武”を見て、京都御苑へ。 猿が辻、祐の井と廻って、最後は休憩所で先生から超新星の話をタップリ拝聴しました。 やっと気持ちよい散策が出来る時候になった感じです。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA 写真は冷泉家の屋根の上に居る”阿吽の玄武”の阿形像  

京都千年天文学街道の冊子が京都新聞にて紹介されました

京都千年天文学街道の冊子が、2013年10月16日発効の京都新聞(夕刊)の洛中洛外欄にて紹介されました。本冊子は、京都千年天文学街道の各コースの詳しい情報をまとめた冊子となっております。ツアーやアストロトークにご参加頂いた際、または京都大学総合博物館内のミュージアムショップにてお買い求め頂けます。