今日、近江神宮の流鏑馬を見てきました。ライブで見たのは初めて。TVで見たときは、的まで距離もなく、難しく見えなかったのですが、最近弓を習い始めてみて、その難しさを理解できるようになりました。更に、馬の機嫌を取りながら、弓を射るまで持っていくのは、生き物を扱う全く違った難しさを感じました。
ところでこの流鏑馬は今年から時の記念日に合わせて、6月第1日曜になったそうです。近江神宮と時の記念日の関係はご存じですか?近江神宮は天智天皇を祀っていますが、時刻を告げるシステムを日本で最初に作ったのが天智天皇です。始めて時を告げたのが旧暦の4月25日、現代歴で6月10日だったので、この日が時の記念日になったのです。
花山天文台ハイキングコースでは、天智天皇陵に立ち寄ることもあります。天智天皇は大津に都を移しましたが、陵は山を越えた京都市の山科にあります。そして天智天皇陵の入口には、これを記念して日時計があります。でも天智天皇が時を告げるのに使ったのは、実は日時計ではなく、漏刻時計つまり水時計だったのですが。
来年からも毎年近江神宮では流鏑馬を6月第1日曜に実施するそうですから、皆さんもいかがですか。私も京都に住んでいるからこそ見ることができたと感謝しています。