京都千年天文街道

天文と歴史のツアー開催中

 主催: 認定NPO法人花山星空ネットワーク
 共催: 京都大学大学院理学研究科附属天文台
 後援: 京都府教育委員会 、京都大学総合博物館、京都市教育委員会
 協力: 京都情報大学院大学、恒星社厚生閣

小惑星を命名するときのマナーって?実在する京都にちなむこんな名前

小惑星を命名するときのマナーって?実在する京都にちなむこんな名前

太陽系には8惑星のほかに無数の小惑星があります。 2011年2月現在で素性の確かな小惑星数は約26万個、未確定のものまで含めると数十万個、いやそれよりずっとたくさんあるでしょう。サイズは数 100kmから数mまで、それより小さいものは見つかりません。そのほとんどは火星と木星の間にあり3~5年の周期で公転しています。 1995年12月15日小林隆男さん(群馬県大泉観測所)によって発見された小惑星9220は2010年6月にYoshidayamaと命名されました。 このような小惑星命名登録は国際天文連盟小惑星センターで行われます。  かつては惑星と同じくギリシア・ローマの神々の名前(それも女神優先)が付けられていましたが、それでは足りなくなり、世界中の神々・物語の主人公・科学 者・芸術家が駆り出されています。最近は生存者の名前も付けられるようになりましたが、多いのはやはり発見者ゆかりの地名のようです。しかし長すぎたり発 音しにくい名前、企業や政治家の名前などは原則として許可されません。 また、意外と知られていないことですが、発見者が自分の名前をつけることもだめです。もっとも天文家にはそんな厚かましい人はいないでしょう。
            京都にちなむ名前の付いた小惑星を一部紹介します。こんな名前の小惑星があると思うと、何だか宇宙が身近に感じられますね。
確定番号 名前 由来 発見者 公転周期
4352 Kyoto 京都 杉江 4.58
5240 Kwasan 花山天文台 鈴木 浦田 3.68
8572 Nijo 二条城 Klet 3.29
10143 Kamogawa 鴨川 杉江 5.15
5541 Seimei 安倍晴明 古川 香西 5.67
3902 Yoritomo 源頼朝 伊野田 浦田 5.78
4375 Kiyomori 平清盛 新島 浦田 5.47

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